【2025年】不動産売却時にチラシを配る効果とは?アピールできるポイントや規制を東大阪市不動産売却のプロが解説

不動産売却のお役立ちブログ

久保 毅明

筆者 久保 毅明

不動産キャリア9年

東大阪市を中心に、売却取引件数は年間約80件以上。東大阪の会社にて2015年から3年賃貸仲介業を、2018年から4年売買仲介業を学んだのち、2022年に株式会社SR総合不動産販売を設立。9年の不動産経験と税務・登記・残置物処分などの専門家ネットワークを活かし、複雑な売却も一貫してサポート。【迅速な対応・的確なご提案・安心のお取引】を大切にお客様に最適なプランを提案している。

不動産売却時にチラシを配る効果とは?アピールできるポイントや規制を解説

不動産を売却する際には、買主と出会うための販売活動が欠かせません。
その代表的な手法の1つが、配布エリアを絞って情報を届けられる「ポスティングチラシ」です。
本記事では、これから不動産の売却をご検討中の方に向けて、ポスティングチラシの効果やアピールすべきポイント、そして知っておきたい主な規制について東大阪不動産売却ナビが解説します。

不動産売却でチラシを配る効果とは?

不動産売却でチラシを配る効果とは?

ポスティングチラシとは、各家庭の郵便受けに直接投函される広告の用紙です。
もともと企業や店舗が近隣住民へイベント開催やセール情報を案内する目的で多用されていますが、不動産売却においても高い効果を発揮します。
売却予定の土地・建物の概要や魅力をチラシに掲載し、近隣エリアの方々へダイレクトにアプローチすると、物件の存在を広く認知してもらえるからです。
結果として、興味を持った住民からの問い合わせや内覧希望の申し込みが増え、スムーズな買主探しにつながることが期待できます。

近隣ニーズを直接掘り起こせるメリット

中古住宅や土地は、通勤・通学ルートを変えたくない近隣の方や親族の近居を望む方が購入するケースが多く、ネット検索をしていない潜在層にリーチできます。
不動産売却のチラシは、「近所で空きが出ればすぐ買いたい」と思う顧客層に刺さりやすく、条件が合えば相場より値引かずに即決する可能性も高い点が最大のメリットです。
配布エリアを町丁単位で絞れば、広告費を抑えつつ精度の高いターゲティングができ、写真や間取り図、瑕疵担保保険やインスペクション済みなど安心材料を盛り込めば、問い合わせ率がさらに上がります。

捨てられる・クレームになるリスクもある

一方で、チラシはポストに届いた瞬間に廃棄される、配布できる範囲が限定的、オートロック付きマンションには入れにくいといったデメリットがあります。
大量投函は「迷惑行為」と受け取られやすく、エリアによっては管理組合から配布禁止を通告されることもあるでしょう。
また、「急募!◯◯万円で買います」といった誇張表現は、不動産公正取引協議会の規約違反となり、業者の信頼性を損ないます。
効果を高めるには、配布前に管理組合へ許可を取る、デザインを季節ごとに変え複数回投函する、物件データをQRコードで自社サイトに誘導しオンラインに繋ぐ、といった工夫が不可欠です。

不動産売却時に配るチラシのアピールポイント

不動産売却時に配るチラシのアピールポイント

チラシの作成は、仲介を担当する不動産会社に依頼するのが一般的です。
では、いざチラシを作るとなったとき、どのような項目を強調すれば、物件の魅力が伝わるのでしょうか。
とくに、中古住宅の売却では、次のようなポイントが効果的なアピール材料になります。

①瑕疵担保保険を明示する

中古物件では、「引き渡し後に思わぬ欠陥が見つかるのではないか」と心配になる買主もいます。
そんな方にアピールできるのが「瑕疵担保保険(既存住宅売買瑕疵保険)」です。
国土交通省指定の保険法人が検査したうえで発行され、構造耐力上主要な部分や雨水の侵入を防止する部分の欠陥について、最長5年・上限1,000万円(プランにより500万円)まで補償されるケースが一般的です。
売主にとっては、契約不適合責任のリスク軽減、買主にとっては補修費の備えになるため、「瑕疵担保保険加入済み」とチラシに明記するだけで反響率が上がります。

②インスペクション済みで見えない不安を可視化

インスペクション(建物状況調査)とは、建築士などの専門家が目視・計測で劣化や欠陥の有無をチェックする制度です。
平成30年の宅地建物取引業法の改正で情報提供が義務化され、市場でも急速に浸透しました。
インスペクションのメリットは、「引き渡し後のトラブル予防」「他物件との差別化」「購入後の維持計画が立てやすい」など多数あります。
買主にとっては、インスペクション+瑕疵担保保険のセットなら住宅ローン控除などの税制優遇が受けられる場合もあります。
チラシに「インスペクション済み」と明記すると、専門家による現況調査を受けていることが一目で分かり、購入検討者に強い安心感を与えることが可能です。
さらに、調査で指摘された箇所を事前に修繕し、その内容まで具体的に記載すれば、物件の信頼度はより高まります。
とくに、「初めて住宅を購入する方」や「中古物件に不安を感じている層」にとって、インスペクション実施済みの中古住宅は大きな魅力となり、問い合わせや内覧につながりやすくなるでしょう。

③リフォーム履歴を明確に記載する

リフォームの有無は、不動産売却チラシで強力な訴求材料になります。
建物は築年数の経過とともに随所で劣化が進むため、適切なタイミングで修繕・改装を施すことが大切です。
たとえば、「フローリングを全面張り替え」「システムキッチンを最新モデルに交換」など、具体的な改装内容を示せば、購入希望者に好印象を与えられます。
いつ・どこを・どのように改修したかがひと目でわかると、物件の維持管理状況が伝わり、買主の安心感と信頼度が大幅に高まります。

不動産売却のチラシづくりには法規制がある!

不動産売却のチラシづくりには法規制がある!

不動産の売却を検討している方にとって、ポスティングチラシは買主を呼び込むための重要な宣伝手段です。
ただし、広告関連の法令を順守しないまま配布すると、行政処分や罰則の対象となる恐れがあります。
不動産売却のチラシ作成における主な規制は、以下のとおりです。

①誇大広告をしない

宅地建物取引業法32条は、実際より著しく優良・有利に見せる誇大広告を禁止しています。
「日本一」「完璧」「最高級」「破格」などの最上級表現や、根拠のない安さアピールはアウトです。
また、築年数や交通アクセスなどについて、実際よりも良く見せる表現も違反に該当する場合があります。
違反すると、業務停止処分や指示処分の対象になり得るため、チラシのキャッチコピーは事実に基づき、数値や根拠を示して慎重に作成しましょう。

②広告開始時期

宅地建物取引業法33条により、未完成物件の広告は「開発許可」や「建築確認」が下りてからでないと出稿できません。
中古住宅の大規模リフォーム中に広告を打つ場合も、確認申請が完了するまでポスティングを待つ必要があります。
早く周知したいがために許可前に刷ってしまうと、指導・是正の対象になるため、広告開始時期は工程表と照合して設定することが鉄則です。

③「特定事項」の記載

不動産広告には、特定事項の明示義務があり、条件を正しく記載しなければトラブルの原因となります。
特定事項としては、市街化調整区域内に該当する土地であること、道路後退(セットバック)が必要な土地であること、古家が残っている土地であることなどが挙げられます。
市街化調整区域内の土地は、再建築に厳しい制限があり、建築許可を得るまでに多くのコストと時間を要するケースが少なくありません。
セットバックとは、狭い道路の幅員を確保して安全な通行を実現するために、建物敷地の境界線を道路側へ一定距離後退させ、その部分を道路用地として提供することを指します。
具体的には、基準幅員に満たない道路に面した土地で建築や増改築をおこなう際、建築基準法に基づき敷地の一部を道路に編入する形で後退させます。
将来的に道路が拡幅され、歩行者や車両の安全性が高まるよう制度化されているのです。
特定事項は、売却に不利に働く可能性があっても、チラシや広告に正確に記載しなければなりません。
とくに、再建築不可の物件を売却する場合、広告には「再建築不可」であることを明示しなければなりません。
法令を順守して情報を開示し、買主との信頼関係を築くことが、スムーズな売却とリスク回避につながります。

まとめ

ポスティングチラシは、「地域を熟知する買主」に届く強力な導線であり、ネット広告だけでは拾えない需要を補完できます。
とくに、チラシに「瑕疵担保保険加入済み」や「インスペクション実施済み」であることを明記すると効果的です。
ただし、不動産売却のチラシには、誇大広告の禁止や広告開始時期、特定事項の記載などの広告規制が適用されるため、ご注意ください。

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株式会社SR総合不動産販売

東大阪市を中心に不動産売却を専門に手掛けております。
年間500件以上、累計3,000件を超えるご相談実績と、お客様一人ひとりに寄り添う丁寧な対応で、97%という高い顧客満足度を実現してまいりました。
データに基づいた的確な販売戦略で、お客様の大切な資産の売却を成功に導きます。

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■事業
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