シロアリ被害にあった家は売却できる?売る際の注意点も解説

大切なご自宅がシロアリ被害に遭ってしまい、「このままの状態でも家を無事に売却することはできるのだろうか」と深くお悩みではありませんか。
被害をそのまま放置してしまうと建物の耐久性や耐震性が著しく低下し、結果として大切な資産価値まで大きく下がってしまう恐れがあるため、今後の対応に強い不安を感じますよね。
本記事では、シロアリ被害を受けた住宅の価値を可能な限り守りながらスムーズに売却するための3つの方法や、取引トラブルを防ぐために押さえておくべき注意点について解説します。
現在、シロアリ被害にあった不動産の売却を少しでもご検討されている方は、ご自身の状況に合った最適な選択をするために、ぜひご参考になさってくださいね。
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シロアリ被害とは

シロアリ被害の家を売却するには状況把握が必要であり、家が受ける深刻なダメージには主に耐久性や耐震性の低下などがあります。
まずは、シロアリ被害が家に与える具体的な影響について解説していきます。
構造部の食害と耐久性
シロアリは、光や乾燥を避け、床下の土台や柱の内側から食害を進める性質があります。
外からは問題なく見える木材でも、内部が空洞化している場合があるため注意が必要です。
とくに、柱や土台などの構造材が弱ると、建物を支える力が低下し、長く住むための耐久性を保ちにくくなります。
また、床下の断熱材や電気配線の被膜まで被害が広がるケースもあるでしょう。
売却前には、床下や壁内を点検し、どの部材に影響が出ているのか把握しておくことが大切です。
点検結果を写真や資料で残しておけば、査定時や購入希望者への説明も具体的になります。
地震リスクと耐震性低下
住宅の耐震性は、土台や柱などの構造部材が健全な状態であることを前提に成り立ちます。
シロアリによって内部が弱ると、地震の横揺れを受け止める力が低下しやすくなるのです。
とくに、接合部の周辺が傷んでいる場合は、揺れの力が一部に集中し、家全体の安定性に影響するおそれがあります。
腐朽やシロアリ被害のある木造住宅は、災害時の被害が大きくなりやすい点にも注意しましょう。
日常生活に支障がないように見えても、安全性の確認は欠かせません。
耐震性に関する状態を整理しておけば、買主の方も物件のリスクを理解しやすくなります。
二次被害の発生シナリオ
シロアリ被害を放置すると、雨漏りや床の沈み込みなどの二次被害につながる可能性があります。
雨漏りによって木材が湿ると腐朽菌が増えやすくなり、シロアリが好む環境も作られやすくなるでしょう。
さらに、床を支える根太や大引きが傷むと、歩いたときのきしみや沈み込みとして表れます。
症状が壁内や天井裏へ進むと、ドアや窓の開閉に違和感が出ることもあります。
こうした変化は、日常生活のなかで気づけるサインでもあるため、早めの確認が大切です。
被害が広がる前に専門業者へ相談すれば、建物の価値を守りながら売却準備を進めやすくなります。
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シロアリ被害にあった家を売却する3つの方法

前章では、シロアリによる深刻なダメージについて述べましたが、実際にどのように売却を進めるべきか気になりますよね。
ここでは、シロアリ被害にあった家を売却する3つの方法について解説します。
駆除と補修後に売却する
1つ目は、専門業者へ駆除を依頼し、必要な補修を終えてから中古住宅として売る方法です。
まず、床下や壁内を点検してもらい、被害範囲と再発防止のために必要な工事内容を確認します。
そのうえで、防蟻処理をおこない、柱や土台などの弱った部分を補強して安全性を整えます。
補修後は、駆除証明書や工事内容の資料を用意し、問題への対応が済んだ物件として売り出す流れです。
この方法は、買主の方が購入後の暮らしを想像しやすく、中古住宅として検討してもらいやすくなります。
ただし、補修費用が大きくなる場合もあるため、査定額と見積額を比べて判断しましょう。
現状有姿でそのまま売却
2つ目は、建物を残したまま古家付き土地として、現状のまま売却する方法です。
現状有姿とは、引渡し時の状態を前提として契約を結ぶ考え方を指します。
駆除や補修、解体に先行費用をかけにくい場合でも、販売活動を始めやすい点が特徴です。
また、買主の方が好みに合わせて改装したい場合や、土地利用を重視している場合にも適しています。
一方で、購入後の工事負担を買主の方が考慮するため、売却価格には建物の状態が反映されやすくなります。
契約後の認識違いを防ぐには、被害箇所や修繕履歴を契約書へ明記しておきましょう。
解体して更地として売却
3つ目は、建物を解体して更地にし、土地として売却する方法です。
解体費用は、1坪あたり3万円~5万円が目安で、見積もり比較や工事を含めると3週間~4週間ほどかかります。
30坪の住宅なら90万円~150万円程度を想定し、残置物の撤去費もあわせて確認しておきましょう。
解体後は、建物滅失登記が必要になるため、全体で1か月半~2か月ほどを見込むと進めやすくなります。
更地は買主の方が用途を想像しやすく、土地を探している層へ魅力を伝えやすい点が利点です。
ただし、税負担が変わる時期もあるため、解体時期は不動産会社へ相談しながら決めましょう。
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シロアリ被害にあった家を売る際の注意点と対策方法

ここまで、具体的な売却の手法を解説しましたが、後々の問題を防ぐための注意点も押さえておきましょう。
最後に、シロアリ被害にあった家を円滑に売却するための注意点と対策方法について解説していきます。
被害を隠さない告知義務
シロアリ被害にあった家を売る際は、売主として告知義務を守り、被害状況を正確に伝えることが大切です。
告知義務とは、建物の不具合や過去の修繕履歴などを、買主の方へ事前に知らせるルールを指します。
シロアリ被害は安全性や資産価値に関わるため、駆除済みの場合でも履歴を伝えておきましょう。
情報を開示しておけば、買主の方が状態を理解したうえで検討でき、価格や条件の合意にもつながりやすくなります。
また、引渡し後の認識違いを減らせるため、契約不適合責任への備えにもなります。
物件状況報告書にも同じ内容を記載し、口頭説明だけでなく記録として残すことが重要です。
売却期間の長期化に注意
シロアリ被害の履歴がある家は、買主の方が確認したい点が増えるため、販売期間に余裕を持つ必要があります。
内覧時には、被害範囲や補修内容、今後の使い方について質問を受ける機会も多くなるでしょう。
あらかじめ回答を準備しておくと、不安を整理しやすくなり、前向きな検討につながります。
また、住宅ローン審査では、金融機関が建物の担保評価を丁寧に確認する場合があります。
担保評価とは、融資対象となる不動産にどれほどの価値があるかを見極める手続きです。
通常より確認に時間がかかる可能性をふまえ、住み替え時期や資金計画を整えておきましょう。
書類準備でリスク可視化
売却を円滑に進めるには、見えにくいリスクを資料で示し、説明しやすい状態に整えることが重要です。
用意したい書類には、シロアリの駆除証明書や防蟻処理の保証書、補修工事の明細書などがあります。
建物状況調査の報告書があれば、基礎や構造部の状態を専門家の視点から示しやすくなるでしょう。
写真や図面もあわせて整理しておくと、買主の方が修繕範囲や再発防止策を理解しやすくなります。
また、これらの資料を一覧で渡せる状態にしておけば、内覧時や金融機関への相談時にも役立ちます。
根拠を示しながら説明できるように準備しておくことで、納得感のある取引へ進めやすくなるでしょう。
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まとめ
シロアリ被害は家の構造材を傷め、耐久性や耐震性を下げるだけでなく、雨漏りや床の沈み込みなどの二次被害を招く恐れがあります。
売却方法は、駆除と補修後に売る方法、現状のまま古家付き土地として売る方法、解体して更地で売る方法の主に3つです。
売却時は被害を隠さず告知義務を果たし、証明書などの書類を準備しておくと、買主に安心感を与えやすくなるでしょう。
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