空き家バンクを活用した不動産売却について!メリットや流れも解説

空き家の売却を検討している方のなかには、なかなか買い手が見つからず困っている方もいるでしょう。
そうした方にとって、有効な選択肢となるのが、自治体などが運営する「空き家バンク」の制度です。
空き家バンクは、地方の空き家流通を促進するために設けられたもので、売主にも買主にも一定のメリットがあります。
この記事では、空き家バンクの仕組みや特徴、利用する際の流れや注意点について解説いたします。
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空き家バンクとは

空き家バンクとは、日本全国で空き家が年々増加するなか、地域活性化と問題解決を目指し、取り組みの1つとして誕生したのが「空き家バンク」です。
まずは、その意味と仕組み、導入に至った背景について掘り下げます。
導入に至った背景
まず、空き家バンクの誕生には、少子高齢化と人口減少の進行が深く関わっています。
総務省の調査では、平成30年時点で全国の空き家数は約846万戸に達しました。
2023年速報値では、空き家数900万戸、空き家率13.8%に更新されています。
国土交通省は、2030年に空き家率が16%を超えると予測しており、早期対策が急務です。
空き家は倒壊や防犯上のリスクとなり、地域価値を下げかねません。
この制度は、空家等対策特別措置法(平成27年施行)を契機に広がり、条例整備により自治体が情報提供を担う体制が整いました。
さらに、地域の定住促進や、移住支援としての側面も重要です。
都市部から地方へ移住を希望する方が増えるなかで、空き家バンクはその受け皿として機能し、定住促進策としても期待されています。
非営利
空き家バンクは、非営利の仕組みです。
運営主体は多くの場合市区町村であり、掲載料や登録料は無料で提供されます。
目的は地域コミュニティの維持と景観保全にあり、住民サービスの一環として位置づけられています。
自治体は、所有者と利用希望者を結びつけるまでを担当し、売買取引や賃貸借契約の成立、仲介はおこないません。
実際の契約や交渉、書類作成は宅地建物取引業を有する民間業者に引き継がれます。
このスタンスにより、所有者はリスクを抑えて登録でき、利用者も自治体の紹介だからこその安心感を得られます。
空き家バンクの仕組み
空き家バンクでは、所有者が物件情報と写真を自治体へ登録し、その内容が自治体サイトや広報誌、全国版ポータルで公開されます。
オンライン上で条件を登録すれば、更新や削除も簡単におこなえるため、情報は比較的新鮮に保たれます。
利用希望者は公開情報から物件を選び、自治体経由で連絡する仕組みです。
自治体は、内覧調整や問い合わせ対応などの初期サポートを担いますが、価格交渉や契約条件の決定は当事者同士、または提携不動産業者がおこないます。
国土交通省が選定した「全国版空き家バンク」により、複数自治体の物件を一括検索でき、2024年4月時点で約1000超の自治体が参加しています。
利用者登録数も年々増えており、登録物件に対する問い合わせ件数も、近年は増加傾向にあるでしょう。
全国規模での展開は、今後も拡大が見込まれます。
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空き家バンクを利用するメリット・デメリット

空き家の有効活用が注目される中で、「空き家バンク」は多くの自治体に導入されてきました。
しかしその活用には、メリットだけでなく注意点も存在します。
ここでは、空き家バンクを利用するうえでのメリットやデメリット、懸念点について、具体例とともに解説します。
メリット
空き家バンクを活用すると、自治体のホームページや全国版ポータルを通じて幅広い層に物件情報を届けられ、地域の不動産会社だけでは難しいマッチングが期待できます。
近年は、リモートワーク普及により地方移住のニーズが高まっているため、物件への注目度も上昇傾向です。
掲載物件には、築古物件や再建築不可物件、山間部の住宅など限られた需要層に対応したものも多く、求める層に届きやすい点が強みです。
加えて、移住支援や改修費補助など自治体独自の支援制度が利用できる場合があり、買主の経済的負担を軽減して成約を後押しします。
こうした施策は、地域経済の活性化にも寄与すると期待されています。
デメリット
空き家バンクは、登録や情報公開が無料で手軽に始められますが、契約や交渉をすべて自己責任で進める必要があります。
また、時間的コストも見落とされがちです。
自治体は物件情報の提供にとどまり、価格交渉や契約手続き、トラブル対応は当事者同士か専門業者に委ねられます。
遠方の所有者は、現地対応や維持管理の負担が大きくなってしまうでしょう。
築年数が古い住宅では、成約後に多額の修繕費が発生する可能性もあります。
中古住宅瑕疵保険の加入を検討すると、引き渡し後のトラブル抑止につながります。
リスクを避けるためには専門家による事前調査と契約書の精査が不可欠です。
トラブル
空き家バンクでの取引は、自治体が契約当事者ではないため、売主と買主の間で直接トラブルが発生する場合があります。
物件の現況説明が不十分だと瑕疵をめぐる誤解が生じ、契約解除や損害賠償に発展する恐れがあるのです。
とくに、契約書の内容が不十分なまま進めると、所有権移転や登記に問題が生じることも少なくありません。
司法書士や行政書士を交えた事前チェック体制を取ることで、大半の問題は回避できるでしょう。
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空き家バンクを利用する流れ

空き家をバンクへ登録し、売却や賃貸借契約を進める際には、条件確認から交渉完了まで複数のステップがあります。
自治体ごとに細かい違いもあるため、事前に流れを把握することが大切です。
ここでは「条件」「書類」「交渉」の3つの視点で、所有者が進めるべきステップを解説します。
条件
登録には、物件が自治体の対象区域内であることが前提です。
他の不動産業者と媒介契約を結んでいないことも求められ、二重登録による責任混乱を防ぎます。
建築基準法や都市計画法に適合し、所有者に地方税滞納がないことも登録可否に影響します。
耐震診断結果の提出を求める自治体もあり、安全性を証明できれば成約率が高まるでしょう。
暴力団関係者でないことなど、社会的信頼性の確保も必須です。
書類
条件を満たした所有者は、登録申込書や本人確認書類、固定資産税納税証明書などを提出します。
最近は、オンライン申請に対応する自治体も増え、郵送よりも短期間で手続きが完了します。
提出後に自治体職員または委託業者が現地調査をおこない、外観や内部を確認して登録可否を判断することが一般的です。
審査を通過すると、数週間で物件情報が公開されますが、自治体によっては調査費用の一部負担が必要です。
交渉
掲載後に利用希望者から申し込みがあると、自治体経由で所有者へ連絡が届き、面談や内見を調整します。
オンライン面談や電子契約を組み合わせれば、遠隔地でも負担を抑えて交渉できるでしょう。
交渉は、当事者同士でおこなう方法と、不動産会社に仲介を依頼する方法の2つがあります。
直接交渉では契約条件を双方で決定し、不動産会社を介する場合は手数料が発生しますが専門家の支援を得られます。
いずれの場合も契約内容を明確にし、必要に応じて専門家に相談することでトラブルを防げるでしょう。
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まとめ
空き家バンクは、自治体が関与する制度であり、空き家の売却を検討する際の有力な選択肢となります。
安心感のある仕組みですが、制限や条件も存在するため、メリットとデメリットを正しく把握しておきましょう。
スムーズな手続きのためには、登録要件や必要書類を事前に確認し、活用を前向きに検討することが大切です。
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株式会社SR総合不動産販売
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